「コイしてる?」


 すっぱい恋に辛い恋。
 嬉しい恋、悲しい恋。
 楽しい恋に辛い恋。
 恋の形って、たくさんたくさんある。

 だけど、私がいましているのはそのどれでもないの。
 いうなれば一方的な恋。片想いってやつ?
 寝てもさめても浮かんでくるのは彼の顔ばかり。
 つぶらな瞳、色白の体、スラリとした体系にさらさらの髪。
 私は彼の虜。もう彼なしの生活なんて考えられない。
 だけど彼は、そんな私の気持ちなんてちっとも気づいてくれない。
 彼の瞳はいつも、そっぽを向いてばかり。
 すぐに移り気してどこかへ行っちゃう。
 すごく気まぐれ、だけどそこが不思議と憎めないの。
 ほら今日もまた、私を無視して眠っちゃった。
 だけど、その寝顔がまた素敵なの。もうたまらないくらいに。
 愛らしい姿に、私の心はもうトリップ状態。

 ああ、私の気持ちにあなたが気づいてくれたらなあ。
 出もそれは無理な話。気まぐれな彼は今日も自分の世界の中。
 意地悪なんだから、もう。
 そんな時は彼の名前を呼んで、小さな身体をそっと抱き上げるの。
 私の鼻先をくすぐる生温かい感触が、心地いい雰囲気にしてくれる。
 ふわふわモコモコ、白い毛のトイ・プードル、ムース。
 気まぐれでわがままな、私の恋人君☆


Written by 佐倉信輔


<あとがき>
 ラブラブ片想い物――と見せかけて実はペットに愛情をそそぐイタい女のお話でした。(爆)
 っていうかこんなんばっかし……。(爆)


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