「旅」


遠い空に浮かぶ
七色に光る橋
そのアーチを渡り
君はどこへゆくの?

その姿を 黙って見送る僕は
ただその場に 立ちつくすだけ

青い空を見上げ
涙こぼれないように
想いを握りしめたら
僕はまた歩き出す


それぞれの道を歩み
時に同じ道を歩む
それぞれの想いを胸に
時に同じ想い胸に

今はもういない その言葉その想いだけが
ただその心に 残る宝物

夕日が沈むのなら
また朝日は昇る
終わらない夜がないように
消えない悲しみもない


悲しみは褪(あ)せても
記憶は色褪せない
君といたその証
いつまでもその中に

そしてまた朝が来て
僕はまた歩いてゆく
まっすぐに続く道を
君の待つその場所まで


Written by 佐倉信輔


<あとがき>
 “生と死”がテーマの詩です。
 大切な人が逝ってしまった後、残された者はどう生きるべきなのか。
 うーん、なんか重いテーマですね。(ぉ


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