4000HIT記念SS 「あるある」
道を歩いていて100円見つけたと思ったら、よく見るとそれはただのゲーセンのメダル。
こういう事ってよくあるんだよね。
今朝もそう。トイレに行ったらトイレットペーパーがない。
俺はなぜか、そういう星の下に生まれているらしい。
ありがちな事がウソのように起きてしまう星の元に。
つまらない事を考えるのはやめて学校に行こう。
今日もありがちな毎日が始まる。
学校についてみたら、時間割を一日間違えてた。
やっぱりありがちだ。
隣の子に教科書を借りたら、その端にパラパラ漫画が描いてある。
とってもありがちなことだよね。
給食の時間もそう。友達と外で遊ぶ約束をした時にかぎって嫌いなおかず。
誰もみんな、そういう経験があるのだろうか。
何をやってもありがちな結果に終わってしまうような時が。
つまらない事を考えるのはやめて給食を食べよう。
今日もありがちな一日が過ぎてゆく。
給食を食べ終わったと思ったら、そこで5限目のチャイム。
やっぱりこうなっちゃう。
授業時間当てられないように祈ってたら、ピンポイントで先生に指名される。
なんでいつもこうなんだろう。
帰り道もそう。赤信号だから歩道橋を渡ったらその真ん中で青に変わる。
なんでこう、ありがちなことばかり起きるのか。
時々自分の運命についていけなくなってしまう。
つまらない事を考えるのはやめて家に帰ろう。
今日もありがちな一日が暮れていく。
家に帰ったら、夕食は給食と同じメニュー。
ここまでくるともはや不幸。
録画していたビデオをチェックしてみたら、野球中継の延長で時間がずれていた。
野球のバカヤロー、って叫びたくなる。
寝る前もそう。終わったと思った宿題がまだ一つ残ってた。
こんなことって、アリなの?アリなの?アリなの?
思わずたまらず三回も同じ事を叫んでしまったよ。
つまらない事を考えるのはやめてもう寝よう。
今日もありがちな一日が終わる。
目が覚めて時計を見たら、まだやっと五時になったばかり。
もう勘弁してよ、お願い。
<あとがき>
4444HITのキリリク小説です。
お題フリーとのことでしたので、日常のちょっと不幸な(?)あるあるネタで一筆書いてみました。
ぜひ呼んで共感してください。
え? こんな事ないって?
そう言わずに共感してくださいよ。(笑)